歴民研活動報告
このブログでは京都学園大学「歴史民俗研究会」の活動を紹介しています
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2009/12/11(金)   CATEGORY: 活動日誌
大土訪問記―2009・冬―
図1
12月5日、6日の2日間、石川県加賀市山中温泉大土町を訪問しました。
今回は前回同様まちづくりの意見交換のほか、ひがしたに地区保存会が主催する野菜市の雰囲気を味わいました。
12/5 大聖寺~片山津温泉~今立町~大土町~杉水町~市谷町~山中温泉

今回も保存会の方に案内していただきました。大聖寺駅から車で片山津温泉を回りました。温泉街、旅館は介護施設へ変貌しているようです。

図2
翌日に行われる野菜市の準備を手伝ったのち、大土へ。
紅葉の見頃を終え、午後3時を過ぎると大土は日陰に覆われてしまいます。

図3
炭工房おおづち村のスタッフ、猫のクロとチビシロが出迎えてくれました。チビシロは7月に会ったときよりちょっと太ったんじゃないか?(笑)(「食べてばかりだから」とのこと)

図4
大土の田んぼ。すっかりイノシシに荒らされてしまったようで、米は30kgほどの収穫量。

図5
今年のガヤの実。

図6そしてお馴染みの炭焼き小屋です。
現在は2つありますが、来年は3つ目をつくりたいとのことです。
保存会の来年度の大きな活動は、小学生の長期自然体験(自然学校)だそうで、試験的な受け入れ体制を整えるべく議論が進められています。大土の空き家や、今立町にある保存会事務所も、ここを訪れる人のための宿泊施設化も検討しているそうです。また、事務所にあるプロジェクターを使って、集落のお年寄り向けの映画上映会をやってみたいとのこと。


図7
杉水町に向かう道筋の途中で猟師さんに出会いました。熊が目撃されたようで、双眼鏡で林を覗いていました。

図8
杉水町の奥の林には遊歩道が整備されました。春~夏にかけて、この辺りは若葉に囲まれる、「ちょっといい場所」です。

市谷町を抜け、我谷ダムの縁を沿うように整備された県道を走りました。2つのダムがあるのですが、一方はダム建設によって集落や神社の移転が行われたそうです。現在も旧道が残っていました。加賀市内を流れる大聖寺川は、このダムの上流から流れています。

そのまま山道を抜けると山中温泉街に。
かつては大聖寺駅や小松市内からこの山中温泉まで電車が走っていたそうです。駅は現在バスターミナルになっていて、走っていた電車は屋外展示されています。
加賀市内にはここ山中温泉と山代温泉、片山津温泉がありますが、山中温泉がいちばんにぎわっているそうです。


12/6 大聖寺~今立町~大土町

図9
この日は野菜市。生憎の天気模様でした。

図10
東谷地区で育ったさまざまな野菜が売られています。
また、今年最後の野菜市ということで、あの「大土の田畑を荒らした憎たらしいやつ」を鍋に入れて食べました。

図11
しし鍋です。大土は禁猟区なので、猟師さんが四十九院町で獲ってきたものです。
大土のイノシシは、昔は数年に1回しか目撃されなかったそうです。現在は餌などの生態系のせいか、山から降りてきては田畑で暴れ回っています。

図12
事務所内の照明が、 金沢市の大学生のアイデアで蛍光灯からこんなものに付け替えられました。日本家屋に合った照明で、雰囲気もずいぶん変わりました。内装はまちづくりファンド、外装は伝建地区保存補助金によって整備することも目指しているそうです。

野菜市の片付けが終わったところで、学祭と保津川筏復活プロジェクト2009の報告です。
「あれだけの規模の事業を支える助成金を獲得できるところがすごい」との感想でした。
ひがしたに地区保存会でも財団からの助成獲得に向けて活動を重ねてきてはいますが、なかなか難しいとのこと。

京都府の地域力再生プロジェクト支援事業交付金のような、行政による大規模な助成金は石川県にはないようで、しかし行政だけでなく、企業財団からの助成金獲得も積極的にやりたいが、どう応募したらいいかということで悩んでいるそうです。そうした市民活動の専門相談を「気軽に行える場所があれば」とのことでした(石川県NPO支援センターが金沢市にあるそうですが)。
現在は加賀市からの補助金で何とか活動できているという状態で、「今は自分たちの活動を自分たちで支えられるような力を蓄えておく必要がある」と、安定した活動資金の確保と、自立的運営の方法を模索しているところです。私もちょうど亀岡市のNPO、市民活動の中間支援組織について調査しているので、そういう現状の声が切実に聞こえました。

保存会を将来NPO法人にできないかという私の提案に対して、「現在の活動状況では法人格取得は厳しい」「NPOは敷居が高い」とのことでした。体系だった活動内容に加え、ひがしたに地区応援団会員へのインセンティヴ、役員間の合意形成など、さまざまな課題があるようです。とはいえ、NPO法人化すれば、税制優遇や寄付金、知名度などのメリットも生まれてくるので、法人格取得を目指しているようです。

つちのこ亭幸乃鳥
スポンサーサイト
[ TB*0 | CO*3 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

sumiyakimura | URL | 2009/12/17(木) 00:11 [EDIT]
つちのこ亭幸乃鳥さん先日はご苦労さんでした。
天候がいまいちで残念でした。
今日はさすがに白い物が降りました。
今年最後の炭焼き、ジタバタしてます。
寒くて動きたくないですが、
冬の間も何か活動をしていきたいと思ってます。
でとりあえず、活動写真でも(おっとっと~)
20日の午後からの予定です。
風邪ひかないように

鴨とりゴンベ | URL | 2009/12/23(水) 11:02 [EDIT]
はじめまして!
山中に住み着く「塗師屋」です。
「炭工房 おおづち村」さんから飛んできました(^^)
今では雪深い大土での体験も板についてますね。
東谷地区の活性化に向けて頑張る地域をおうえんしてくれて「ありがとう!」
私は「河南地区」なるところに住んではいますが「おおづち」を思う気持ちはいっしょ。
これからもちょくちょく「チェック」に廻らせてもらいます(^^♪

つちのこ亭幸乃鳥 | URL | 2010/01/21(木) 12:03 [EDIT]
コメントありがとうございます。そして返信遅くなってすみません。今年もよろしくお願いします。
京都では1月にしては温かい雨が降っています。大土の積雪には毎回驚かされています。
次回は雪解けの3月に、他の学生と訪れたいと思いますので、そのときはよろしくお願いします。

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 歴民研活動報告. all rights reserved. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。