歴民研活動報告
このブログでは京都学園大学「歴史民俗研究会」の活動を紹介しています
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DATE: 2010/10/19(火)   CATEGORY: 活動日誌
「美山水車の里フェスタ」に参加しました
久しぶりの書き込みです。
さて、今回は10月17日に、南丹市美山町鶴ヶ岡地区で開催された「第2回水車サミット~美山水車の里フェスタ」(主催:京都水車ネットワーク、京都府南丹広域振興局、南丹パートナーシップセンター)に参加しましたので、内容をレポートします。
美山町といえば、「かやぶきの里」で有名な場所です。のどかな田舎の風景が広がっています(時折走り去るバイクの音が雰囲気を悪くしているような気がしました。)

美山水車の里サミット01

今回のこの水車サミットは、昨年亀岡市で開催されたものに引き続き、京都府の中丹(福知山市、舞鶴市など)と南丹(南丹市、亀岡市)で活動している水車関係の9つ団体のネットワーク
「京都水車ネットワーク」が、京都府と恊働して実施したものです。
このイベントの開催地、美山町鶴ヶ岡地区もまた、過疎化・少子高齢化、林業の衰退が問題となっていて、水車を活用してこれらの問題解決を図ろうとする取り組みが、京都府地域力再生事業に採択されているようです。
水車を活用して地域を活性化させていこうとするこの取り組み、いったいどのようなものだったのでしょうか。

第1部は、水車を利用したまちづくりを先駆的におこなっているという「NPO法人夢未来くんま」(静岡県浜松市天竜区)の大平展子さんによる基調講演と、「歴史・文化」「観光・地域づくり」「構造・技術」「環境・発電」の4つの分科会に分かれての議論でした。
静岡県浜松市天竜区にある熊地区(地元では「くんま」と呼ばれています)では、昭和30年代から過疎化・少子高齢化が進んでおり、「明日の熊を語る会」「熊地区活性化推進協議会」「くんま水車の里」など地縁団体が、それぞれ村おこしをテーマに、講演会や分科会を重ねてきており、平成12年にはNPO法人が誕生したということです。
「夢未来くんま」では、水車を使って農産物の加工・販売をおこない、年間7000万円の収入を得ているほか、福祉や環境保全の分野でも活動しているようです。「日本のふるさと、田舎のイメージは水、田んぼ、水車小屋」と語る大平さんは、この活動を通じて、人々の心の豊かさ、楽しさ、優しさを育てたいとしています。

さて、分科会のほうは、私は「観光・地域づくり」のほうに参加しました。
「観光の「光」とは、そこにしかないものを、人々の知恵をもって光を当ててもらうことである」というテーマのもとで、参加者20人で水車を活用したまちづくりの方法を議論しました。そのためには、水車にどのような価値があるのか、水車でどのような効果が得られるのか、それぞれの団体での活動経験からお話がありました。地区に住む高齢者や子供たちの参加を呼びかけて楽しんでもらうことや水車米をブランド化することなど、さまざまなアイデアが出されました。

第2部は、鶴ヶ岡地区で稼働している水車を利用した加工品の試食会です。
米粉を使ったケーキやピザなどがふるまわれました。

美山水車の里サミット02

こちらが鶴ヶ岡地区の水車。

美山水車の里サミット03

小屋の中はこんなふうになっています。

美山水車の里サミット04

ピザも、薪を使う窯で焼いています。

「NPO法人夢未来くんま」は水車によって大きな収益を上げ、その他の活動分野の資金にしているという点で、成功しているといえます。ですから、参加者の反応は、「どうすればそんな収益を得られるのか?」というものが多くありました。
しかしその方法を、安易にそのまま美山町での活動に持ち込むことは難しいのではないでしょうか。少なくとも、熊地区での取り組みは、昭和60年代からNPO法人結成までに、地縁団体によるさまざまな取り組みが積み重なってきたものですから、住民の問題解決への意識も強く感じられました(中には彼らの活動を批判する人もいたそうです)。ですから、まずは「村おこし」に対する住民たちの意識がどのようなものかを調査するべきではないでしょうか。熊地区には熊地区の、鶴ヶ岡地区には鶴ヶ岡地区にしかない、独特の村の雰囲気をしっかり読み取り、それを村おこしに活かすことも必要ではないでしょうか。
また、今回のサミットでは、大学生などの若者がどのように参画できるかは、具体的には示されていなかったように思えます。日本の各地で大学生がまちづくりに参画するケースが見られます。ここ鶴ヶ岡地区でも大学生など若者を受け入れて、村おこしの現場づくりに若い力を活用してみてはどうでしょうか。そのためには、主催者の1つ、南丹パートナーシップセンターが現地と大学生とのコラボレーションをどう進められるかが大きなポイントになっているように感じました。

つちのこ亭幸乃鳥
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タカハシの一人井戸端
新学期も始まったので、富士山頂のようなハイテンションでラジオを作りました。

タカハシの一人井戸端 第九回

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